この記事は、2024年7月1日に書いています。
私は約20年間、IT企業でシステムエンジニアをしていました。
転職もせず、一つの会社に勤めていました。
仕事にやりがいはそれなりに感じていたものの、
「何か変わりたい」
「もっと何かができるのではないか」
と思う一方で、
「自分には、特別な才能も特技もない」
「このまま、“そこそこ”の人生でいいか。」
と諦めのようなものも感じていました。
そんな中、「ネイリストになったら何か変われるかも！」と思い、飛び込んだネイルの世界が楽しくて、ドはまりし、
会社員という働き方しか知らなかった私が、会社員ではない働き方をする人たちと触れ合い、時を過ごすことで、新しい考え方や価値観に触れることができました。
それでも、会社員という社会的信頼と安定はそのままに、「副業で何かできないか」と模索をし、副業するにも『マーケティング』が必要なんだと知り、マーケティングを学びに、いわゆる“起業塾”というところへ参加したのが、2019年2月のこと。
そこから５年間で、どんなことがあったのか書いていきます。
もし、過去の私のように、
会社員をしていたり
または、今の自分から何か変わりたいと思っていたら
参考になるかもしれません ＾＾
続きを読んでいただけるとうれしいです。
副業しようと、もがいた日々
会社員をしながら副業をして、お給料＋αがもらえればいい。くらいの気持ちでいたのですが、現実はそうはさせてくれませんでした。
15年以上、お取引のあったお客様からの突然の契約終了があり、このまま会社に居続けることに疑問を持ち始めてしまったのです。
会社を続けるか、辞めるか、毎晩、泣きながらノートに書き出していました。
結果、会社を辞めるという結論に至ったのですが、当時の起業塾の同期の皆さんには
「まさか、ゆきえさんが会社を辞めるとは思わなかった」
と言われました。
不安を取るか不満を取るか
会社を続けるか、辞めるか、本当に悩み、いろいろなワークをやってみました。
会社を続けることのメリット、デメリット
会社を辞めることのメリット、デメリット
書き出して、デメリットを解消する方法はないか？まで考えました。
それでも結論がなかなか出せず、正確には、結論は出ていたけど、最後の一歩を踏み出す覚悟ができてなかっただけですが、、、
自分へ
不安を取るか不満を取るか
を問いました。
これまで、不満だらけの毎日だったので、不安を消せるのかどうかを考えに考えて、結論を出しました。
最後は、半ば勢いではありましたが (￣▽￣)♡
不安を取るか不満を取るか。
という問いは、何かを選択する際の判断基準の一つにしてみてください。
普通の会社員が副業ではなく「起業」をする
会社を辞めちゃったので、副業ではなく「起業」になります。
幸い、目指していたネイルの講師の資格も取得し、大手ネイルスクールで非常勤講師としての仕事も始めることができたので、収入がゼロということはありませんでした。
それでも、会社員時代の給料は超えられないので、不安はたくさんありました。
起業塾で知り合った起業家の方々から、仕事の依頼もいただいたり、ご紹介いただいたりするうちに、
起業とは、自分が前に出て商品サービスを提供しなければならない。
という考えから、
自分が前に出て商品サービスを提供している人たちを
そばで応援しながら、サポートすることも起業の一つのカタチ
ということに気づけたのです。
今、私は仕事柄、たくさんの経営者の方や起業家の方とお話をしたり、お仕事を一緒にしたりしています。
起業とは、必ずしも、自分の商品サービスを自分が広告塔になって売っていかないといけないもの。ではないです。
私のように、普通の会社員としての経験しかない人間でも、これまでの経験や知識、スキルで起業や副業をすることができるのです。
時はコロナ禍
2020年2月、世の中がコロナ禍に。
私は、オンラインでの起業家のサポートという仕事をしていたので、ネイルスクールが数か月間の休校のなっても、有難いことにオンラインの仕事は絶えなかったので、「なんとかなる」と思えていました。
それでも、家賃払えないかも (>_<)！という危機感は常に付きまとっていましたが。。。
コロナ禍に起業しているのはチャンス！
- 何かやれることはないか？
- 新しいことではなく、これまでの自分のスキルや経験だけで何かできないか？
- 誰かのお役に立てることはないか？
ひたすら考えて、
当時、Zoom会議システムの利用と需要が急激に増えるタイミングで、使い方マニュアルを販売。
さらに、Excelのスケジュールシートも販売。
低価格ではありましたが、自分で商品を販売し、購入いただけるという一連の流れを経験できたことはとても価値あることです。
もし、起業や副業を考えていて、なりたい未来や大きな目標があって、それに向かっているとしても、
起業も副業も、まずは小さく始めてみる。
スモールステップ、小さな成功体験をすること。
もおススメします (*^-^)b
独立起業後、２年で法人設立
私は早く、会社を持ちたかった。
なぜなら、会社員が長かったということや、お取引先のクライアントさまが法人であること、今後も法人様とのお取引を広げていきたいと思っていたからです。
売上げとか税金対策とかではなく、「自分がなりたい未来」のために、法人設立したのが2021年6月。
実は、「会社を設立して３年間は売上げに魂を売ろう」という、謎のコミットメントを自分に課していました。
ひたすら走り続けたのですが、どこかで「自己犠牲のGIVE」になっていたのです。
あるとき、張りつめていた糸が切れ、何のためにやっているのか、自分のビジョンやミッションに立ち返るタイミングがありました。
普通の会社員が副業・起業に至るまでのライフチャート
私自身の人生は、まったくの平凡な人生です。
波乱万丈でもドラマティックな何かがあったワケでもないのですが、敢えて、
会社員から副業、そして起業、会社の社長になるまでをチャートにしてみました。
クリックすると拡大して見えますが…
恥ずかしいのでクリックしなくて大丈夫です(笑)
営業経験や接客経験ゼロだった、普通の会社員が自分の商品を販売するというのは、かなりのハードルがあります。
それを、低価格ではありましたが、オンラインで販売できた経験が、その後の売上げに対する不安を薄くしてくれています。
「売上げは作れる」のです。
会社員でも、起業家でも、副業でも起業でも、私たちは自分で「売上げは作れる」のです。
「売上げは作れる」という事実を知っているか知らないか、その方法を知っているか知らないか、“ただそれだけ”の違いです。
“ただそれだけ”の違いが大きな差になります。
どうか、「知っている」側になっていってください。
Y’sエスコート株式会社
代表取締役 おだゆきえ
